バーチャル旅行や遠隔交流で広がる世界

身体的な制約があっても、デジタル技術を活用すれば世界中の名所を「訪問」したり、離れた場所にいる家族や友人と交流したりすることができます。これからの時代のコミュニケーションと余暇の楽しみ方をご紹介します。

1 VR・AR技術で楽しむバーチャル体験

VR(仮想現実)やAR(拡張現実)技術を使えば、自宅にいながら様々な体験ができます。

バーチャル美術館・博物館:国内外の有名美術館のコレクションをオンラインで鑑賞できます。東京国立博物館のオンラインコレクションなどが充実しています。
バーチャルツアー:世界遺産や観光名所を3D映像で楽しめます。Google Earth VRなどのアプリを活用しましょう。
没入型コンサート体験:クラシックから現代音楽まで、臨場感あふれる音楽体験ができます。
専用のVRゴーグルがあるとより臨場感が増しますが、スマートフォンやタブレットだけでも十分に楽しめるコンテンツが増えています。

2 ビデオ通話で家族・友人との絆を深める

離れて暮らす家族や友人と顔を見ながら会話できるビデオ通話は、コミュニケーションの質を高めます。

LINE:日本で最も普及しているメッセージアプリでビデオ通話も可能
Zoom:複数人での通話に対応、趣味のサークルやクラス会にも活用できます
FaceTime:iPhoneユーザー同士なら簡単に高画質ビデオ通話ができます
定期的なオンライン交流は認知機能の維持にも効果があるとされています。孫との会話や友人との談笑を通じて、脳を活性化させましょう。

3 オンラインコミュニティへの参加

同じ趣味や関心を持つ人々が集まるオンラインコミュニティに参加することで、新たな交流が生まれます。

趣味別SNSグループ:Facebookのグループ機能などを活用
シニア向けオンラインサロン:定年後の生き方や健康についての情報交換の場
オンライン講座・ワークショップ:放送大学オンライン講座などで新しい知識や技術を学べます
最初は見学者として参加し、徐々に発言や投稿をしていくことで、無理なくコミュニティに溶け込めます。

デジタル技術は日々進化していますが、自分のペースで少しずつ取り入れることが大切です。不安なことがあれば、地域のデジタル支援窓口や家族に相談しながら、100歳時代を豊かに彩るためのツールとして活用していきましょう。

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